まよっぷ 〜だめぽ人間の独り言〜



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ベルガリアード物語 ひかりのまち さよなら妖精 はみかみトライアングル されど罪人は竜と踊る
ダブルブリッド キリサキシリーズ よくわかる現代魔法 神様ゲーム 彼女は帰星子女




 ベルガリアード物語
1巻
初めて読むのを途中で挫折した。つまらなさよりも冗長さが耐えられなかった…。
海外のファンタジー小説で、指輪物語との相似点がちらほらと。
実際、「英の指輪、米のベルガリ」と言われるほど有名だとかいう根も葉もない噂が。

ネットで見る限りはかなりの高評価なのだが良く考えたらこれラノベじゃないね。
表紙もわけわからん絵だし。その時点で俺には合わなかったのかもしれない。

まあ気が向いたらまたいつか読むさ。出来れば新訂版のラノベチックな表紙の方を。



 ひかりのまち
1巻
綺麗な眼鏡お姉さんに童貞を奪ってもらうウハウハ新感覚ファンタジー。
ホントは違うんだけど、その部分しか印象に残っていないというか、他がグダグダ過ぎるというか…。
これで金賞受賞作なんだから、電撃の作品評価基準が全くもって分からんな。

主人公はまちの「ほんとうのこと」を知ろうと奔走するわけだが、
中盤以降、真実が明らかになってからの超展開はちょっとないだろ…。
まああれだ、お姉さんがエロいし、幼馴染は可愛いし。それでいいんじゃないかな。


 さよなら妖精
さよなら妖精
ラノベじゃないけど読んでみた。なぜってツンデレが出るって聞いたから。
最初はボーイミーツガールな話かと思っていたんだが、
途中途中の意味のない謎解きや、求めてもいないユーゴスラビア関連の知識は一体…。
てか真面目に読んだら無駄にユーゴに詳しくなっちゃうよw

とりあえずこれはミステリじゃないだろ。あらかじめユーゴ知識持ってなきゃ推理成り立たないよw
上で書いたようなのを除けば、青年時代特有の焦りや無力感を描いた作品、ってところか。
まあ分かるといえば分かるんだが、まるで俺の琴線に触れないのはどうしたことかね。

ダメだな、実感した。俺はラノベじゃなきゃ楽しめない。少なくともこういうのは致命的に合わない。
作品としてはイイもののはずなんだよ。Amazonでは5つ星オンリーだし。
彼ら評価者が感じているような面白さを自分が感じ取れないってのは、なんだか悲しいねぇ。

あとツンデレはどこにもいませんでした。詐欺だ_| ̄|○



 はみかみトライアングル
1巻
美少女(元気ハツラツ系)と美女(17歳お姉さん系)と美幼女(老成系)が突然家に押しかけてくるドタバタラブコメ
3人で主人公を取り合ったり、主人公のお世話したり、主人公に迷惑かけたり。

これだけなら読み限ったんだが、+αの幼馴染(ツンデレ)が良かった!
マズすぎるお弁当作ったり、何かと理由つけて主人公誘ったり、たまにポロっと本音が出て赤面したり。
うん、王道ツンデレだね。素晴らしい。

割合的にはこの幼馴染の描写が一番多かったんだが…
タイトルや表紙を見るとやはりサブなのだろうか?でも一緒に住むっぽいしな…昇格?
タイトル変えればいいんだよな、はにかみスクウェアにさ。



 されど罪人は竜と踊る
1巻
Amazonのレビューと俺の感想がまるで噛み合わないね小説第…10弾くらい?
微妙にやおい色のある男2人が主人公の魔法バトルラノベ。

まず率先して言わなければならないこと。戦闘描写がクドすぎる。
手当たり次第に化学薬品や物理法則を使ってるだけで、一体これがなんの面白さに繋がるというのか。
ページの大半をこれが占めてるんだから、そりゃ投げたくもなる。

この作品の特徴とも言える、主人公2人の毒舌の応酬が良かったのは最初だけ。
途中から飽きてしまった。毎回おんなじようなことしか言ってないんだもんな。

ここで困ってしまうのが、ストーリーは良く練られていて面白いということだ。
策謀家モルディーンを中心とした世界の大きな流れには驚かされた。
まあ逆にモルディーン枢機卿がいなかったらストーリー的にもキャラクター的にもかなり物足りないものになる。

テーマとしては「不条理さ」や「人間の不完全さ」というのを感じたが、
文章の読みづらさのせいだろうか、いまひとつ来るものがなかった。残念。

あとあれだ、敵の黒竜・人間形に萌えた。老成系。一千歳。
以下死ぬ間際のセリフ
「こ、の姿で冥、府の背の君、と会っ、ても我れだと気、づいてもらえ、るの、だろ、うか?」
くそっ!なんて萌えシュチュなんだ!!てか俺はその姿のほうが好きだぜ!!


2巻
戦闘描写がクドいのは相変わらず。ちょっと弱い感じもあるが、やはりストーリーの本流は策謀
今回の主人公でもあるレメディウスはあまりに悲惨だ。ここらテーマの訴えかけは中々良かった。
特に締めのシーンは秀逸。「それでも人は願い、抗うのだ。
2人の馬鹿な会話もかなり笑えるし、1巻に比べると全体的に良くなっている印象だなぁ。
でも結局は戦闘物だからねぇ、戦闘つまらんってのは致命的なのかなぁ。



 ダブルブリッド
1巻
化け物少女とある1人の男の恋物語。
男女逆というだけでキーリとかなり設定似てる。というか劣化キーリ。
敵さんにも大した魅力がなく、化け物設定も陳腐なものだった。

まあ金賞作品だし。読書履歴が増えたと思えばいっか。


 キリサキシリーズ
キリサキ
著者借り。平井骸惚の田代裕彦氏の作品、銘打ってサイキック・サスペンス
死んだり生き返ったり人の体に乗り移ったりする推理物…って感じ?

所々こじ付けだなぁという部分もあるが、一応矛盾もないし推理ネタに関してはまあイイ感じかな。
死神や演技というあたりがデスノートの劣化パクリみたいだったが面白かったので良し。

それにしても時間物でちょくちょく出てくる因果律の逆転はもう諦めるしかないのかね。
他がどんなに面白くてもこの矛盾があるだけで凄い残念な気持ちになる…
結局起点がないわけだよな、ただ瞬間にその2つの関係が発生したとしか説明できんなぁ。

終わり方は微妙だった…姉の目的は良く分からなかったし(ただの異常者?)、主人公は罪背負いっぱなしだし。
しかもラストシーンで初めてヒロインが誰だったかを知る罠。田代さん、これはLOVEじゃないっす…

とまあ後半にかけては微妙だったが、そこに至るまでのハラハラ展開は中々のもの。
あとは前作同様ラブネタ(できればツンデレ)を所望する次第であります。


シナオシ
うーん、キリサキで使ったネタそのまま転用してるだけじゃな…
前回と違って最初からだるい展開だし。ラストの種明かしもつまらないなぁ…



 よくわかる現代魔法
1巻
魔法をコンピュータのプログラミングとして捉えた異色ファンタジーラノベ。
著者はAll Need、スラムオンラインの桜坂洋。今作もオタ文化を上手く小説化してるなぁ。
中でもたらい=tubは上手すぎ。デウス・エクス・マキナでもあり、tabでもある存在なわけだ。絶妙。

でも話つまらなすぎ。なんだこりゃ。
主人公こよみの成長を描くのはいいとして、それ以外の部分がダメだわ。
展開ヌルいし。変に会話文多いし。あと魔法それ自体にはまるで面白みを感じられない。

切り。期待して損したぽ…



  神様ゲーム
1巻
おかしいな、ツンデレがいるって聞いてたのに。
クソすぎる突飛な設定をまるで使いこなせていない。ハルヒでも見習え。



  彼女は帰星子女
1巻
宇宙人と地球人のハーフの少女と同居しちゃうSFラブコメ。
やったぞ、尊大系だ。しかも強がりで寂しがりやだ。これ異常ないほどに完璧だ。
でもが好きって設定はマズイぞ。これで一族が戦争屋とかだったら危うく訴えられるところだ。

SFの設定は薄すぎず濃すぎず。
下手にそちらを突き詰めることはなく、あくまでヒロインのバックボーンを形作るための設定という位置づけが良い。

ルイズ同様、1巻でのフラグ立ちがないのも好感触だ。これは今後にかなり期待。


2巻
主人公に必要とされているかではなく、に必要とされているかという、
設定重視の大局的視点優先で少女の不安や弱さを描いているのがいけない。
異性人交流SFとしては上出来かもしれないが、ラブコメとしては非常に残念な出来になってしまった。

3ヶ月も滞在で、少しずつ地球の常識を身につけようとしているのは微笑ましい限りだが、
尊大(老成)系の特徴の一つである世間知らず要素が薄まりつつあるのかと思うと、悲しみの念を禁じえない。


3巻
うーん、1巻で感じたSF設定の程よさは俺の錯覚だったみたいだなぁ。
トリオンやら情報局やらの大局的なネタがでしゃばりすぎ。せっかくの恋愛パートはやたら重いし。
当初の期待からは大きく外れ、内容的にもつまらない作品となってしまった。