まよっぷ 〜だめぽ人間の独り言〜



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終わりのクロニクル 護くんに女神の祝福を! ムーンスペル!! マルドゥック・スクランブル バッカーノ!
涼宮ハルヒ 空ノ鐘の響く惑星で 半分の月がのぼる空 レンタルマギカ ザ・サード




 終わりのクロニクル
1巻 上
最初の印象は、厚い。なにこの厚さ。ゼロの使い魔の3倍はあるよw
それに加えてまるで伝わってこない内容紹介。
すげー読む気失せるな…。まあ一度波に乗れば楽しく読めるんだがな。


1巻 上
不思議世界とその人々+特殊ルールバトル、な小説。
1巻は1巻でも【上】なので、ストーリーはまだかなり中途半端なので評価のしづらいところ。
なので他の点に言及すると…まず文が読みにくい。
描写の仕方がいまいちなんだよな…1回読んだだけじゃ状況が頭に入ってこない。
まあそういうスタイルならば仕方ないけど。
でもホウキで空を飛ぶだけの描写に丸々4ページも割くのはどうかと思った。

キャラクターは良い、非常に良い。個性に溢れ一貫性がある、信念みたいなものが伝わってくるね。
それに加えて絵も上質。これだと絵買いの人も多そう、あいにく萌えメインの小説ではないが。

とにかく【下】も読んでみる。てか1巻にも増して2巻厚すぎ…


1巻 下
表紙をよく見てみたら2巻という表記はどこにもなかった。書いてあるのは1巻【下】。
あとがきを読むに、このシリーズは1巻が2冊あるという扱いらしい、てかもはや1巻じゃないなそれは。

ということでやっとの思いでページ数にして450の小説を読み終わった。
1巻【上】同様読みにくいのはまあ飲み込むとして、
今回それよりも気になった点は、せっかくの設定を生かしきれていない感があるということ。
異世界の概念兵器やら概念条文やらという特殊ルールがあるんだから、
ジョジョレベルまでは要求しないにしろ、もう少しこのネタを突き詰めてほしかった。
戦闘中に利用している描写はほんの少しで、大半はただのドンパチに成り下がっていたのが残念。
そういう点では1巻【上】の南が下に、の概念はまだ面白かったんだがなぁ。

逆に戦闘パート以外では好感が持てる部分もある。
キャラクター、特に主人公の佐山が非常にいい性格、
こいつのおかげでこの小説の輪郭や柱がしっかりしてきている感じだ。
フルメタの相良宗介をも超える天然バカっぷりもグッド。変なところで探究心出しまくりw

それとやっぱり絵がいいとか、エロくて笑えるとか、そんな感じ。

ただ全体としてみると…この1巻の2冊だけでは読むのは切り。
キャラや設定自体は好きなんだけどなぁ。
でもメインの戦闘や交渉が面白く感じられないんじゃどうしようもないからなあ。
ただこの小説、伏線がやたらあるんだよね、そこら辺の解消の仕方自体で面白さも変わってくるかなぁとか思ったり。
どうしよっかなぁ…ひとまず保留にしとくかなぁ。



 護くんに女神の祝福を!
1巻
ツンデレ目的小説第2弾。(第1弾はゼロの使い魔
まあツンデレにも色々種類があるわけで。
この小説のヒロイン・鷹栖絢子は性格的にはいいツンデレしてるんだが、状況が良くない。
なにしろ話の初っ端から主人公に告白をしてしまってるわけで、葛藤による萌え描写とか一切なし。
自分の気持ちを素直に伝えられなくてツン」というのが王道ツンデレの萌えポイントのひとつであるのに
そこらへんの過程をすっ飛ばしたキャラには萌えたくても萌えられない。
それに加え、主人公がごく平凡なショタという点でも萌えを阻害している感じがする。

そしてキャラクターに萌えられないと、その小説自体も色あせて見えてしまうわけで。
話の概要は学園物のドタバタ。それ以上でもそれ以下でもなく、取り立てて面白いストーリーでもない。

ただ心理描写や表現方法には個人的にツボった、
シャナほどではないが直接的に伝わってくる想いにはグッとくるものが。
それと汐音、「お前、髪型が変」w

総合して残念ながら切りー。第2弾は失敗に終わったのだった。



 ムーンスペル!!
1巻
ツンデレ萌え目的小説第3弾。
凄い小説がやってきやがった!メインヒロインの2人がどっちもツンデレだっ!!
両手に花ならぬ両手にツンデレ。右を見てもツンデレ左も見てもツンデレツンデレ挟み撃ち。
ツンデレ同士、互いの存在のせいで嫉妬するなんて…こりゃあ物凄い相乗効果だぜっ!

しかもヒロインの1人、エルリーはあさいらむドツボの老成系口調。
ババァ口調、姫様口調、尊大で時代がかった口調(この小説のあらすじ文より抜粋)などと色々な表現があるが、
俺のなかでは「老成系」で統一しようと思う。ちなみにこの単語はVIPツンデレスレのまとめサイトより抜粋。

でやっぱルイズでもそうだったが、俺は魔法とかに弱いらしい。もちろんある程度の設定を下敷きにしたものだけど。
この世界では魔術という名で登場し、さらにその魔術を行使することを詠唱、その者を詠唱士と呼ぶ。
詠唱というだけあって、魔術を発動する際にはそれぞれ決まった詠唱文を唱えなければならない。
その詠唱文自体にも、繋詞、鍵詞、頭取り、語意連鎖などの細かな設定があり、
例えば、韻を踏む、単語同士の意味の結びつきを持つ、などの要素で魔術の力は強くなるらしい。
また作中からは、詠唱は魔力に指向性を持たせることができるということが暗に書かれている。
つまりは詠唱は、空の境界のような単なる発動キーとしての存在ではなく、
終クロの1st-Gのような「言葉というそれ自体が力を有しているモノ」で構成された、
世界に対する魔力変換の公式としての存在であるということがうかがえる。

とにかくその詠唱がカッコいい。勢いはないが韻を踏んだ四字熟語がイカす。
ここらへんはさすが富士見ファンタジアといったところだろうかねぇ。

しかし、個人的にこの作品の最大の魅力はツンデレヒロインでも詠唱でもなく、主人公のキャラクターだ。
お人よしで鈍感でやさしくて甲斐性なしでいざというときはカッコよくて。
ありきたりといえばそれまでだが、この主人公の良さってのがググっと伝わってくる。
この小説はヒロインが主人公に惚れるまでの描写が少し甘いんだが
この性格ならそりゃあ女3人(4人?)にも惚れられるわっ、ってあっさり納得しちゃう。
ラブコメ主人公よ、かくあるべき。って感じだな。

第3弾はルイズに継ぐ大成功、続読決定〜


2巻
ムーンスペル!!第2巻、霧の向こうに……を読了。
まず驚いたことをひとつ。ヒロインがさらに2人も増えたーー!
まじかよ、てっきり1巻で登場した2人のツンデレ、エルリーとイルミラの一騎打ちが展開され続けると思っていたのに。
新たに登場したボク口調の15才王国詠唱士と男嫌いの治癒魔術詠唱士、これにおまけキャラのターヤを加えると
五つ巴という凄まじいことに。もはやエロゲだ。

この小説、設定やストーリー展開はごくありきたりのものでしかない。
それなのに面白いのは一貫したテーマが作品の隅々まで上手く行き届いているからだ。
そのテーマは自分を信じるということ
自信を失い卑屈になってしまった主人公は物語の敵味方他様々な事物を通して、本当に大事なことに気づいてゆく。
そしてそこには丁寧に描かれていたキャラクターそれぞれの信念や想いがあった。

うーん、これはいい作品だなぁ。シンプルで読みやすく、しかし必要なことはしっかりと描かれている。
話自体の薄さは否めないが、上に書いた『テーマ』が作品に芯を持たせているよ。


3巻
ムーンスペル!!第3巻、真夏の迷宮を読了。
ストーリー的にまだ折り返し地点なので評価は微妙。テーマも見えづらいし、なんとも後味が悪い終わり方。

ホント主人公はいいな。
弱さや情けなさという個性が素晴らしいまでの一貫性を持って表現されていて、
こちらが共感でき、さらに好感が持てる主人公というのをさりげなくながらも非常に丁寧に描いている。

世界や魔法設定もひっそりとしっかりしてるんだが、話の内容は相変わらず薄いな…。
恋愛ネタの進展も弱いし、ちょっとマンネリの感が出てきたかも知れん。
あとあれだ、絵が凄く汚くなってるぽ…


4巻
うーん、いつものような面白さを感じ取れなかった。
5巻完結になっちまったらしいから、そのせいか駆け足になってるんだろうか?

魔法バトルは特徴的な詠唱文のおかげで中々カッコよかったが、相変わらずスケールは小さいのな…。
そしてたぶん一番悪いのは絵。下手だ…


5巻
最終巻。結局、巻が進むごとにつまらなくなってしまったなぁ。
キャラに飽きたのか、ストーリーの弱さにダレたか、唐突さに辟易したか。
うーん、残念だ。



 マルドゥック・スクランブル
1巻
未成熟な少女と不思議なネズミの心の交流を描いた物語。全3巻完結作品。
世界設定がしっかりとしていてストーリー構成も大変よくできている。
それぞれのキャラの「想い」というものもよく表現されていると思う。
ただ、なんか一押し足りないというか、個人的にはもっと直接的に訴えかけてくれたほうがいいんだよなぁ。
別に分かりづらいわけではないんだけどね、しっかりと一貫した軸を持ってるしそれが見えるし。
それでも何か物足りない感が拭えない…。(もしかして萌えなのかそうなのか?orz)
ま、完璧に個人の嗜好の問題だなこりゃ。俺に合わないといえば合わない。

でもせっかくなので残り2巻読む、かも。なんか2巻のカジノシーンは面白いらしいし。


2巻
カジノが熱い。ただのポーカーやルーレットでここまで広く巧みな話を読めるとは思わなかった。
客やディーラー、いかさま師との技術の応酬や心理戦には圧巻。
賭け事がどれだけ奥が深いのかってのが少し分かった気がする。

賭け事を始めたばかりのバロットの戸惑う様が可愛すぎる。
どんな法外技術を所有していようと、中身はやはり少女のままなんだなぁって実感する。
そしてこの「戦い」を通して少女が強く変わっていくのには胸打つものがあった。


3巻
小説の戦闘シーンってのは基本的に読んでても面白くない。
小説の得意分野ってのは他メディアでは決して出来ない繊細な心理や情景の描写だと思うんだよ。
でも戦闘ってのはそんなの関係なし、要は動きまくって迫力があればいい。
となるとどうしても漫画やアニメのそれに劣ってしまう部分があるし、その劣勢を覆すには相応の技量が必要になる。

んでこの小説はその技量があった、つまりは戦闘シーンが中々面白かったなと。
戦闘自体はよくある能力モノでしかないんだが、内容に助長がなく、綺麗にまとめられている印象を受けた。
くだらない能力の逆転とかじゃなくて、実直さというか堅実さみたいなのを感じたね。

グッとくるのはバロットとウフコックのやり取り。友情のような愛情のような。
俺は、最高の相棒と巡り合えた」 この台詞だけで泣きそうに。
この2人の交錯する想いがこの作品の要であり柱であろう。

ツボったのはこの2人が最後に完成させた力、「未来予知
4つの脳を持ち人外の演算能力を有する、異次元と繋がったねずみウフコックと
脳を全身に拡大させ、皮膚で世界を理解する少女バロット。
2つの全く異なるコンセプトで作られた異能の同調が、
場の「流れ」を感じ、さらには一瞬先の世界を読み取ることまで可能とした。
うーん、カッコいいねぇ。

それと蛇足だがこの作品ほどあとがきを読んで面白いのもないな。
作品を書くのに熱中しすぎてゲロ吐いたって…w 色々と凄すぎ。



 バッカーノ!
1巻
不死の酒を巡る、絡み合う螺旋の物語。
これはヤバス。デュラララも十分に面白かったが、それにも増して登場人物が複雑に絡み合う様は見事。
だからといって読みづらいわけでもなく。さらに演出や表現はかなり好み。
胡椒を探しているのが頭領って分かったときは「やられたー!」って思ったね。

そしてこの作品の最大の魅力、まさに魅力というべき要素はバカの二人組、アイザックとミリア
どうしようもないほどバカだけど、無邪気で、義理堅くて、時に勇敢で、でもやっぱりバカで。
物語としても作品としてもこの二人なしでは成立しないね。

これは確実に2巻を読むことにしよう。


2巻
バッカーノ!第2巻、1931鈍行編を読了
これ凄いわ、1巻以上のキャラ同士の絡みっぷり。こんなの誰にでも書けるものじゃないだろ。
唸らせてくれて、笑わせてくれて、驚かさせてくれる。
中でもターミナルでのやり取りにはやられた。まんまとやられた。サクっと騙されたね。
相変わらずアイザックとミリアのバカコンビもいいなぁ。


3巻
バッカーノ!第3巻、1931特急編を読了
予想通り予想外なことを書いてくれた、見事だね。
今回は特にキャラクターに味があった、
「無賃」に超敏感なレイチェル、子供でもあり大人でもある不死者、ある意味で正義の味方のレイルトレーサー。
どいつもこいつも『クレイジー』な奴らの集まりだ。

構成こそが絶妙、こちらも感情を発起するシーンも多々あり、キャラ立ても素晴らしい。
いや、ホント凄い作品だわこれ。


4巻
バッカーノ!第4巻、1932 Drug&The Diminosを読了
まあなんつーか、いつも通り面白い。
ただでもごちゃごちゃした話なのに、1巻〜3巻の内容もしっかり絡ませているあたり凄い。
とりあえずこの作品を表すのにもっとも的確な表現を本文から抜粋。
「正気でも狂気でもいいや。とりあえず、馬鹿と阿呆しかいねえのは確かだな」


5巻
バッカーノ!第5巻、2001 The Children Of Bottleを読了
前4巻から時は進んで70年後。錬金術師である不死者5人と不思議と少女を巡る物語。
すれ違いや勘違いが巻き起こりまくる普段の話とは少し趣が違い、
村の不思議を中心に謎に迫っていくという流れ。ちょっといつもより普通風味だがそれでもこの作品はバッカーノだな。
それら事象を通して描かれる人々の心の動きがイイ。チェスは300年もかかったが笑うことが出来て良かったなぁ。


6・7巻
バッカーノ! 1933 THE SLASH 上下巻 を読了。
おそらく今までで一番登場キャラの数が多い、いきなりこの巻から読んでも理解不能だろう。
相変わらず立場も目的もまるで違う奴等が一同に会し、相互に勘違いを巻き起こしつつ話が展開される。

悪魔のロニーは除くとして、今まで強さでは独壇場だった『葡萄酒』と肩を並べるほどのキャラ・クリストファーが登場。
これは喜ぶべきか悲しむべきか。個人的にはクレアの度を越えた無敵っぷりが気に入っていたんだが…。
まあどんなヤツにも勝ってしまうという安定さは緊迫感に欠けてしまうからなぁ。
なによりそれだと毎回クレアが中心人物になっちゃうしな。

巻が進めばそれだけ話も大きくなるわけで。
最初はマフィア間や電車の中だけだったバッカーノ!もなんかスケールがどんどんデカくなって陰謀めいてきた。
これも個人的にはスケールがみみっちいバカ話のほうが好きなんだがなぁ。
作品の中での不死者の扱いが段々と「当たり前」のものとなっているあたりも残念。
まあそれでも面白いから読み続けるけどね。



 涼宮ハルヒ
1巻
話題作涼宮ハルヒシリーズ第1巻、涼宮ハルヒの憂鬱
どこら辺が話題かっつうと「このライトノベルがすごい!2005」って本で総合1位を獲得したらしい。
ということで読んでみたわけだが、なるほど、確かに面白い。
宇宙人、超能力者、未来人などという非日常と、それら存在で世界を彩ることを欲す神なる少女という、
突飛すぎる構成に最初は驚いたが、最終的にはそれらを巧くまとめて描けていたと思われ。
1位を獲得したのは、こんな変わり種を上手く料理したことが一因じゃなかろうか。

作品を支えているのはやはり個性的な登場人物か。
一番気に入ったのは主人公のキャラ、言い換えるならリズムの良い一人称文体
この冷めたやる気のない感じがイイ、読んでいて飽きない。どんどんと読み進めてしまう。

そしてご多分に漏れず、この作品のヒロイン、涼宮ハルヒはツンデレなわけで。
我がまま過ぎる行動が鼻に付かないわけではないが、可愛いことは事実。
現段階ではほとんどツンだけど、いつかきっとデレデレする日が来るって信じてる。

これも次巻を読むこと決定。


2巻
涼宮ハルヒシリーズ第2巻、涼宮ハルヒの溜息を読了
1巻同様面白い。面白いんだがなんか同様すぎて全体的に変わり映えしてない感じなのが残念。
結局はハルヒに主人公が振り回されるって話でしかないからな。

そう、この作品はストーリーだけ見るならなんとも味気ないというか簡単な内容なんだよな。
そのマイナス(?)を打ち消しても余りあるプラスがこの独特な文体なわけだ。

朝比奈、長門、古泉それぞれの世界の変化への対処法の相違にはちと驚いた。
似たような理由で集まった奴らなのに、決して仲がいいわけでも協力関係になるわけでもないのね…。
ここらへんに貼られている伏線は今度少しずつ解消されるのかなぁ、と思うと楽しみではある。


3巻
涼宮ハルヒシリーズ第3巻、涼宮ハルヒの退屈を読了。
時系列的には1巻と3巻の間の話なので、内容の進展は一切なし。
ハルヒに振り回されるという相変わらずなドタバタ話でしかないのがなぁ…。

面白くはあるんだが、やっぱこれでは物足りなさを感じてしまう。
まあそれでも読み続けてしまうのはこの小説の異色さに惹かれてしまうからで。
次巻にはもう少し事態の転換を期待したい。


4巻
涼宮ハルヒシリーズ第4巻、涼宮ハルヒの消失を読了。
突然、ハルヒの存在しない世界に迷い込んでしまったという新展開っぽい今巻。
主人公のキョンはどうにかその世界から抜け出そうとするのだが
その手段である時間遡行の使い方が良くない。
2巻はこの伏線だったのかも知れないが、矛盾は出るしなんでもありな雰囲気が強くなってるし。 

良かったのは長門の可愛さ。もうこの一点に尽きる。
ただの人間の長門はヤバい。無口無表情系の破壊力の凄まじさを初めて思い知った。
ツンデレ同様、これもギャップ萌えの一種ってわけか。今まで蔑ろにしてきたことにちょっと後悔。

ハルヒも少しずつデレのような仕草が出てきたし、萌え方面ではこの作品、かなりイイ感じになってきた。
お預けが長かった分、感動もひとしおだ。

次巻はまたもや2巻のような短編過去話になるらしい。
著者、だらだら書きすぎだろ。もっと展開早くしてくれよ…。


5巻
涼宮ハルヒシリーズ第5巻、涼宮ハルヒの暴走を読了。
アニメ化したし、久々に続きを読んでみた。

相変わらず、ハルヒの能力うんぬんに関しては何の進展もないが、
SOS団という「仲間」ってのがテーマとして強く描かれてて非常に良かった。
巻を進むごとに絆ってのが深くなりつつあるんだな。こういうのはイイね、凄くイイ。

そして今回も少しずつだが色ネタも出てきたよ。ホント少しだけどw
いやでも、小出しゆえの重みって言うの?ハルヒの嫉妬をにおわせる台詞が物凄く貴重に感じてくる。
しかもこれがまた間接的な表現なわけだ。ハルヒも自分の気持ちあんま分かってないんだろうな。マジ可愛い(*´д`*)


6巻
涼宮ハルヒシリーズ第6巻、涼宮ハルヒの動揺を読了。
内容としてはSOS団のキャラの掘り下げであったり、新たな敵を匂わせる伏線であったり。
まあ言ってみれば今巻も何一つ話は進んでいないよ…それどころか全体を通してハルヒ能力の発生ほとんどないし。

アニメのおかげか、読んでていつもよりキャラの印象を強く感じられるのは嬉しいんだが、
ストーリーはいつも通りパープリンだわ…。前巻同様、ハルヒが見せるミリ単位のデレは良かったなぁw
あとあれだ、シャナでも思い知っていることだが、のいぢ絵はイイね。女性キャラ全員めちゃ可愛いわ(*´д`*)


7巻
涼宮ハルヒシリーズ第7巻、涼宮ハルヒの陰謀を読了。
これはキタ。1巻並かそれ以上の面白さ。まったく、谷川氏も毎回これくらいの水準で書いてくれればいいのに。
よくよく考えればストーリーは大したことない。延々と未来人のおつかいをしてるだけ。
だかそんなことをこちらにまるで意識させないくらいの素晴らしい要素の数々が今巻にはあった。

まず1つ目、SOS団という5人の仲間の絆の強さみたいなものをビシビシ感じられたことだ。
しかもその絆を示す熱い言葉が、キョンのみならず長門や古泉の口から出てくるんだからそりゃグッと来ちゃうよ。
だがその感動は今までの積み重ねがあってこそなんだよな。
2〜6巻のなんともパッとしなかったマンネリな短編長編も、このためにあったと考えればまだ意義が出てくるかね。

2つ目、SOS団に対する敵の出現によって、物語がやっと方向性を持って動き出したということだ。
今までにも強硬派宇宙人雪山の謎敵と、登場がなかったわけではないがあくまでチョイ出し程度だったからなぁ。
まあ、ここまででが深まったことで、改めて敵を登場させたってことだろう。

ただこの対決の構図にしろ、今回のおつかいにしろ、ハルヒの絡み具合が薄いというのが気になる。
この作品は「涼宮ハルヒの○○」であって、派閥や勢力がどうだののネタばっかやられてもなぁ、と思う。
それともハルヒはただのきっかけであって、谷川氏がホントに書きたいのは宇宙人未来人超能力者の話なのか…?

まあそもそもハルヒを絡めること自体が難しいんだけどな。
中心人物でありながら、本人には事実を隠さなければならない故にいつも蚊帳の外。
今後このあたりをどうやって書いてくれるのか期待したいのだがねェ。

3つ目、これは個人的嗜好の強い部分ではあるが、
4巻で感じた時間遡行の矛盾に対するある程度の解決、というか考え方を示してくれたということだ。
過去現在未来の全ての歴史は観測者の記憶に依存する、というもの。
言ってみれば主観の認識が客観にまで広がり得るという感じだろうか。
もちろんこの解釈によって全ての矛盾が取り払われるなんてことはないが、
これからも出るであろう時間遡行ネタを読み進める際は、一つの指針になるのではないだろうか。

そして4つ目、今までの中でもっとも露骨に表現されたであろうハルヒのデレと、長門の恋心(?)だ!
横向きながら喋るハルヒは可愛いなぁ…。コイツはデレると理由もなく怒るんだな、うんうん。
長門は凄いな。無言というリアクションだけでここまで可愛さを表現できるものなのか。
くじの細工を頼んだときの反応なんて、なんつーかもうヤバイ。いつの間にこんな乙女に…w

それでもやっぱこの作品は、他に比べると圧倒的にデレ描写は薄いよなぁ。
恋愛がメインサブとかいう問題じゃなく、ホントによく読んでないと見落としちゃうくらい薄い。
自分はもっとあからさまな表現が好きだったんだが、
なるほど、これはこれで足りない部分を夢想する余地が生まれ面白いのかもしれん。

とまあ随所に渡って満足の出来る内容だった。
一時期は読むの切ろうと思ってたもんなぁ。これだけ巻が進んだところで面白くなるのも嬉しいやら悲しいやら。


6巻
涼宮ハルヒシリーズ第8巻、涼宮ハルヒの憤慨を読了。
アニメ化のせいで予約数ずっと多かったんだよな。まあ逆に言えば7巻までを早い段階で読んでおいて正解だった。

相変わらずというか、終わってみるとなんとも中身の薄いストーリーだな。まーた新たな敵ほのめかしてるし。
まあ今回はキャラ見てるだけで楽しかったので、飽きは来なかったけど。

ハルヒはなんだか典型的なツンデレになってきたなぁ…(誉め言葉)。勉強教えるために言い訳とかテンプレすぎるw
これもアニメのおかげかなぁ、今回は朝比奈さんの良さがビシビシ伝わってきた。
生真面目に美術部や漫研で勉強したり、うんうん唸りながら小説悩んだりする様が可愛すぎる。
長門はもはやキョンに依存しすぎじゃないかw 確かに2人の関係は恋人より父娘ってのが近いかもな。

ワンダリングはヌルかったが、編集長のほうはまあ悪くなかった。
キョンの小説のトリックを考えるのは楽しかったし、長門の内面を探るってのも興味深かった。
というかその自作ポエムの内容が意味深過ぎて意味不明なわけだが。とりあえず雪→有希

今回、挿絵の枚数凄い多いのな。のいぢの仕事量普段の倍あったんじゃないかって勢い。
そしてまたもやカラーで朝比奈さんの服装ミス。冗談抜きでこれってもしかしてわざとやってるの?



 空ノ鐘の響く惑星で
1巻
戦記物なので俺には合わないかなぁと思っていたのだが、Amazonでの評判は良かったので借りてみた。
読んでみると純粋に戦記というわけでなく、ファンタジー色も強かったり。
てかあとがきからこの作品は「戦記物っぽいファンタジー」らしいので、分類としてはむしろファンタジーなのか。
だが戦記という部分だけで十二分に楽しむことが出来た。

戦記物ってのはさ、権力、勢力、王国、教会、騎士団などの設定それ自体が魅力だと思うんだよね。
王国第四王子、王国騎士団、剣聖、5つの神殿とその自治権、神殿騎士団、柱守。
どれも作中に出てくる単語だが、これだけでなんかもうシビれるもん。
それに加えファンタジー要素である、訪問者<ビジター>、5本の御柱<ピラー>、別の世界、少数種族シャジール。
これでもうこの世界に魅入られてしまうわ。やられた。

恋愛要素も微妙にある、まあ曲がりなりにもボーイミーツガールな話なので。
案の定、サブヒロインとして幼馴染もいたり。しかも小さい頃はその娘を男だと主人公が勘違いしていたという新感覚。
いや、別にそこまで新感覚じゃない気がするけど、今のところ過去の事例が思い浮かばないので新感覚。

次巻も読むこと決定。
面白かったってのもあるが、異世界の敵に襲われた!っていう超中途半端さで1巻終了してるので…。


2巻
うはwwwやべぇww、戦記物がこんなに面白いものだったとは。
来訪者の目的、カシナートの企み、レージクの陰謀、国外の動向、そしてその他それぞれの立場のそれぞれの思惑。
さらには2つの世界の関係や空鐘世界の停滞の謎など、一体この後どうなるのかまるで予想がつかない。
やべぇ、もうこの色々と絡みまくってる展開が面白すぎ、ドキがムネムネ。続きが早く読みたいわぁ。


3巻
かなり話が大きくなってきた。個人・勢力間から国家間へと変わりつつある。
前巻まで完全なだったレージクが実は一種の正義という事実が明らかになったんだが…
こうなるとちょっと作品の捉え方というのが難しくなってくる。なぜなら主人公側の正義がある意味で薄れてしまうからだ。
というか3巻の時点で、明確なの存在は全くないような気がする。

各々が立場による正義を振りかざし、その複雑な絡み合いが物語を紡いでいくのは非常に面白いのだが、
自分が何を拠り所にして読み進めれば良いのか少し戸惑ってしまった。
次巻でここらへんは納得のいく説明なり解釈なりがあるといいな。

なんにしろ先がどんどん気になるような展開はさすが。また楽しみにしたいと思う


4巻
2巻から始まった内乱がやっとこ解決。とはいえこれももはや通過点という感じか。
前巻の不満点への納得いく説明はなかったが、そのことをこちらが気にしないような描き方をしていたので満足。

戦の中ではイレギュラーな存在である”来訪者”の扱いがちょうど良かった。
一騎当千なわけではなく、ほんの少しの、それでいて重要な流れを変える程度の力を持つという位置づけが絶妙。
残りの"来訪者"もこの絶妙な立ち位置を保持してくれるだろう。

そして今回はウルク萌え。サブなんだかメインなんだか良く分からないヒロインだが、
おしとやかな性格でここまで萌えさせてくれるとはかなりの強者。スパイの仕事頑張れ。

次巻はウィータ神殿との衝突か。戦が絶えないなぁ…。


5巻
ぎゃー!一部急展開だー!!ウルクがー!ウルクがーーー!!
とりあえず今巻でイリスがそりゃあもう憎たらしいくらいにお嬢様な性格だってことが分かった。

現時点ではほぼ全てがカシナートの思惑通りに進んでしまっている。
フェリオ側の手駒もほぼ全て掌握されてしまっている状態だし。
数少ないイレギュラーのひとつはイリスと繋がりのあるエンジュの存在か。
あとはシアの今後の動向と、ウルクが復活するかどうか。
ここらへんを亀裂に状況が覆されていくと思うのだが…圧倒的劣勢に立ち向かえ。

ラノベよろしく、フェリオ、ウルク、リセリナの三角関係がいよいよ浮き彫りに。
いいよいいよ〜。どっちも頑張れ〜。


6巻
5巻もビックリの思いもよらぬ展開が来たよ。カシナートの思惑とかそんなこと言ってる状況じゃなくなってきた。
両世界の関係にも衝撃。この作品はイイ感じに世界観を壊してくれるな。

登場キャラはさらに増え、その相関関係も結構凄いことになりつつある。番外編いくつでも作れそうな勢い。
設定の緻密さというか、著者の用意周到さを感じずにはいられないね。
次はラトロアとの戦いとなるのだろうか。向こう圧倒的じゃないか。


7巻
やべぇ、何この達成感。事態は二転三転、読んでる間ドキドキしっぱなし。
来訪者個々人がかなり深く関わりつつある。それぞれ過去ネタ用意してるみたいだし…おぞましい設定の量だぜ。

今回のライナスティには惚れた。引き分けることにかけては天才的…カッコいいー!
これからウルクはどうなっちまうんだ_| ̄|○ 三角関係継続中。


8巻
リセリナ萌え。ユキノ萌え。ウルク萌え。イリス萌え。そしてヤバいぐらいにソフィア萌え。
8巻に来て新キャラとはな…こいつは思いもよらない伏兵だぜっ!

今巻でウルクのことやタートムとの戦争に一段落がついたわけだが、
物事がうまく運びすぎっていうか、やたらハッピーEDっていうか、とにかくアルセイフは強いなぁ…。
キャラ全然死なないから、どんどん増える一方だよ。


9巻
今巻、戦記でもSFでもなく、単なる恋愛物に成り下(上?)がってやがる。
だ が そ れ が い い 。こういうの読むとつくづくラノベは自分に合ってると実感させてくれる。

もうね、なんつーか、ウルクがエロすぎ。これぞ清楚なお嬢様の二面性萌えよ。
何より挿絵の破壊力が強大だよ。リセリナの背中もヤバいけど、ウルクのスリットは宇宙ヤバイ。
そして2人の譲り合い精神は一体なんなんだろうw とりあえずラストまでにはしっかりとした決着をつけるように。

新キャラ、変態仮面。中の人はきっと池田秀一に違いない。
今の流れが全てコイツの手の中にあるみたいで気に食わないが、どうやら仮面が外れると弱体化するようだw
敵さんも中々死なないが、それはアルセイフ側も同様で、キャラが増えては随分と強くなったもんだ。
戦記物としながらも、キャラクターへの比重がかなり高い小説だよなぁ。まあそこがいいんだが。


10巻
おかしい、ジラーハと一緒にラトロア対策な話のはずなのに、どう読んだってこれは三角関係がメインだw
そして神姫やソフィア他周囲のカップルから溢れまくってるノロケ臭!ノロケ臭!なんだこの世界w
中でもイリスのツンデレっぷりには笑ったw 付っきり看病にでこぼこリンゴなんてお前そりゃテンプレ過ぎるてww

死の神霊」は都合良すぎる機能だな。薬ざらざらってなんだよそりゃ。
腕輪50対ってのは多すぎだよなぁ。これじゃ寄生獣の終盤みたいに1人で5対装備するヤツとか出てくるかもな!


11巻
ここにきてキャラクターの個性が一層光ってきた。
敵味方双方に描かれる悩みや信念ってのが物語をグッと面白くしてくれる。
特に変態仮面の「自分が生き残るために」という単純すぎる目的がイイね。
それに伴う犠牲はあまりに大きく。うーん、やっぱラストはこうスケールでかくないとね!

しかし今巻の主役は断然イリスだな。ツンデレっぷりがやばいくらいに可愛い。
そもそも登場したばっかのときは、リセリナへの当て馬的存在としか見ていなかっただけに、
この落差から来る感動はデカイ。


12巻
こうして終わってみると、最終巻はパンプキンのカッコよさが際立ったなぁ。
味方としての化け物じみた戦い方がたまんないし、台詞の一言一言がいつにも増してシビれた。

「汝は今、その資格を得た。今の動きはまさに、神技と呼ぶにふさわしい。」
「これより未来は、汝がイリスを護るのだ。我の役目は終わった。」
「それではごきげんよう。シア──どうか貴方に、幸福が訪れますよう……」

最初は外見の異様さも伴って、ただの変態にしか思えなかったのに、なんだこの深みのあるキャラは。
思えばコイツが王様を殺してしまったのをきっかけに世界は動き出していたんだなぁ。
パンプキンに始まりパンプキンに終わる。そういっても過言ではないほど、彼の存在は重要だった。

SF関連や、過去ネタなどで消化不良な部分が多々あるものの、
他多数のキャラも物語の流れに違和感なく盛り込めていたよ、見せ場も各々しっかりあったし。
やっぱりフェリオは強いなぁ〜。神速の居合いが凄すぎた。これでこそ主人公。
イリスのツンデレは最後まで素晴らしかった。ラストのデレは感涙物。まさに変われば変わるものであるな

キャラに押されがちだが、テーマの一つであろう「知識と戦争」は非常に興味深かったなぁ。
シャジールの民の星、地球、空ノ鐘の響く惑星、この3つの世界を通してみると、
戦争が何を築き、何を壊していくのか、そんなものがこのSF設定から感じられたのが面白い。

12巻にも渡る壮大な物語。渡瀬氏の安定した技量による展開と、個性あるキャラが魅力的な作品だった。



 半分の月がのぼる空
1巻
ツンデレ萌え目的小説第4弾。
あのヘコみ系恋愛ファンタジー、リバーズ・エンドの著者である橋本紡の作品。
話はいたって簡単。少年と死病持ちツンデレ少女のシリアスラブコメ。なんか矛盾してるけどそんな感じ。
この作品、巷ではアニメ化するほどの評判だったりする。死生観が良い、鬱だorz、心に残るものがある、などなど。

で俺の個人的な感想としては、やはりというか案の定というべきか、大して心にくるものはなかったな…。
きっと俺って駄目なんだよな、「なんでもない話」ってのは。何かしらの媒介物を通してでないと感動できない人間。
ヒロインは実にいいツンデレで俺好みなんだがなぁ。

ということで次巻も読むこと決定。なぜならこれは上記の通りツンデレ萌え目的だから。


2巻
まあ作者はこの作品を通して「やさしさ」や「立ち向かう強さ」みたいなの描いているわけで。
あくまで「萌え」は副次的要素でしかないわけで。
そんな感じ。

この小説、すげー早く読み終わるなぁ。会話シーンが多いからかな。
読みやすい、というか複雑な内容の話でもないしな。

アニメ絵、原作と全然違ぇ…_| ̄|○


  レンタルマギカ
1巻
ツンデレ萌え目的小説第5弾。
陰陽道、ケルト魔術、神道、魔眼、etc…と、とにかく魔法っぽいものが沢山出てきて
事件を解決したり、敵を倒したり、たまにラブコメだったり、みたいなお話。
まあ話の内容自体は大したもんじゃないな…可もなく不可もなくって感じ。
とりわけ真新しいネタを使ってるわけでもなし、主人公が実は伝説級の力を持っていた!という展開はご愛嬌。

ヒロインは(多分)2人。どっちもツンデレと言われればまあツンデレ。
メインヒロインの穂波はなんと関西弁、しかも眼鏡。ちょっと異色過ぎ。
サブヒロインのアディリシアは金髪お嬢様。サブなのに何故か主人公と絡むシーンが穂波より多いw
前者は怪しいところだが後者は申し分なし。
ストーリーももう少し面白くなることを期待して読み続けることにしよう。


2巻
主人公・イツキは実はもっと強かった!という今回の話。2巻でこのインフレぶり、萎える。
特徴豊か様々な魔法を盛り込んでいるんだから、そこらへんをもっと生かして欲しいなぁ。
最終的には1巻同様、イツキの独壇場になってしまってるあたりがもったいない。
それと本気モードになったイツキの人格の変わりっぷりはなんとかしてくれ。凄い勢いで醒める。

ヒロインの数は無駄に増えてるが、萌え分はやたら少ないし。
ストーリー展開も…つまらないわけではないんだが物足りない、戦闘物なのに迫力や緊迫感に欠けるな。

余談だが、まだ一回も「貸し出し」らしいことしてないよなぁ…
2巻にしてこの小説は切り。第5弾失敗



  ザ・サード
1巻
ザ・サード第1巻、蒼い瞳の刀使いを読了。
どーでもいいことなんだが、富士見のラノベてのは何故にサブタイのほうをデカく表記するんだろうか…

異能の刀使い・火乃香がなんでも屋として、衰退した文明を舞台に冒険するという物語。
このラノベを読んだ理由は唯一つ、主人公の少女・火乃香が額に第三の眼を持っているから。
…えぇえぇ、老成口調、ヒロイン→ヒーローの主従関係、第三の眼、超高齢、実は三只眼吽迦羅の生き残り、
これら要素がひとつでもあれば俺は何の迷いもなくその作品に手を出しますとも。
そう、ボクはいつまでも彼女の幻影を追い続ける…w wwwwwwwっうぇwっうぇwwテトラモエスwwwww

今回のラノベはちょっと新鮮だった、何故なら女の子が主人公だから。結構感じが違ってくる。
ここで言う主人公ってのは、自分⇔周囲で作品が構成されているってこと。
今まで読んだのでは…スレイヤーズやマルドゥック、キノの旅、マリみてぐらいか。
ちょっと線引きがムズいな、Dクラや風の聖痕もそうと言えばそうかも。
ザ・サードは特にその色が強かった。例えばヒロインが1人に対してヒーローが2人、しかもどっちも美形w
なんか下手すると女性向け作品でもあるんだが…まあ気にしない。

メインはバトル、刀使って敵を斬ったり斬ったり斬ったり。
描写自体は、大したものじゃないかなぁ。人並み外れた抜刀術を駆使するんだがそんな面白くもない。
それよりも上記の三角関係のほうがずっと気になるという始末。ダメだこりゃw
舞台等の設定は良く練られていると思うけどね、でも使いきれていない感がある。

ひとつ評価できるのはラストで『ザ・サード』というタイトルの意味が分かったということ。
てっきり第三の眼のことかと思わせておいてこうく来るとは…うはー!やられたねっ。

ま、戦闘がもう少し面白くなることを祈って次巻も読むことにしましょう。